PORTFOLIO


APARTMENT HOUSE IN KAGURAZAKA
可動式の開口部によって、雑多な街に対しての多様性を生み出すことを意図した。
固定化した建築の姿ではなく、その先にある汚れた姿。
開口部と、内部の間にあるベランダのようなスペースは
それを助ける、路地のような存在であってほしいと思っていた。




HYPER SCHOOL
ストライプ上のゾーンニングを、中央を通る道に対し垂直に交わらせる。
さらに透明、不透明の視覚的操作によって老人ホームと小学校という
全く異なる機能を併せ持つ施設の提案。ひとつの理想解、理想像ではなく
空間の隙間に生じる、様々な種類の場所を生み出すことを意図した。それは
従来の小学校や老人ホームのもつ、支配性へのアンチテーゼである。





SMALL THEATER IN WASEDA
既存の在来軸組造の住宅を小劇場へとリノベーションする計画。
構造体だけを残し、新たな表層としての仕上げで包み込む。
全く新しいものの美しさでもなく、既存のままの投げやりさでもない。
その中間地点を模索した。自分なり新しい視座を投げかけることが
都市におけるリノベーションという行為の一つの意義である。
そしてそこに必要なのは、ある種の美しさだ。




SMALL HOUSE AS AN INDUSTRIAL PRODUCT
法規的に最大の、容積を得ること。既存の街並みの醜さの一つは
そうした内向性のみによって、おのおのの建築物が作られていることである。
可能な限り大きな3つの庭を用意した。旗竿地のフレームと、その庭に
かたどられるような輪郭。庭が、3つ目の庭となるような内と外との関係。
都市の密度の緩和。そういうことを考えた。そこに私的な表現は必要ない。