岩井俊二監督作品「花とアリス」を観る。


心地よい後味。秀逸な作品だと思う。
これほど繊細な映画もなかなかないんじゃないか。


とくにラスト近くのバレエのシーン。蒼井優の演技がものすごく繊細な心の揺れをあまりにも美しく表現していたものだから、おもわずうるっときた。ふだん映画で泣くことなんてないのに。


軽くショックでした。映画という表現が、ここまで表現力を持っているなんて知らなかったから。